子育てでイライラしない方法は?感情のコントロールの誤解
子育てはチームで行うもの 子育てフィロソフィの山本ユキコです。
子育て中は、毎日がイライラとの闘いです。
子どもがいると自分のペースで生活をすることができません。1時間・2時間なら、なんとかなりますが、24時間365日ずっととなると、耐えられなくなります。
私は特に、誰かに合わせた生活をすることが苦手なタイプの人間です。一人目の子どもの2歳児の時期は、本当に毎日イライラしていました。
※産後のイライラについてはこちらの記事もどうぞ
産後のイライラはいつまで続く?母乳で子育てをしている母親は攻撃性が2倍
毎日ギリギリに張られた精神の糸を、子どもや夫にぐりぐりと踏まれるような気持ちでした(子どもが幼稚園に上がった今でも、夏休みになると、すぐこの気持ちを再体験できますが……)
こんな時に「自分の気持ちをコントロールしなくてはいけない」と思い悩み、さらにストレスを増やしていました。さらにイライラして、些細なことでも耐えられずに子どもを怒鳴り、感情のコントロールができない自分にまた落ち込む。そんな悪循環に陥っていました。
気持ちのコントロールの誤解
感情のコントロールという時に、一つの大きな誤解があります。
超絶イライラするときに、気持ちをもとに戻すことが感情のコントロールと思われがちですが、これは間違いです。子育て中や生理前といった、女性のホルモンバランスの変化がかかわる気持ちの変化が原因で、超絶イライラする気持ちになると、基本コントロールは不能です。
ホルモンバランスの変動にかかわるイライラは、例えるならば台風です。
台風の対応って、台風がびゅんびゅん吹いてるときにしますか?
しませんよね。
まだお天気の時に、屋根の修理をしたり、ベランダの飛びそうなものを片付けたり。台風が来ているときは、お家の中でじっと過ぎ去るのを待つのです。台風で、ドアがやられた!という時は、風がびゅんびゅんしていても、仕方ないので補修をしますが、できるだけ避けるべき非常事態です。
イライラの最中のときに、その気持ちを何とかしようとするのは台風の時のドアの修理のようなものでできる限り避けるべきものです。
子育てでイライラしないために有効な方法は?
感情のコントロールの本質は何でもない時の気持ちを、少し愛と幸せな気持ちにあげておくことです。
基本の気持ちが少し上がっていたら、
生理前のイライラ
夫の失言
という、気持ちをいらだたせることがおこっても、「ちょいイラ」くらいで、持ちこたえられます。
やるべきことは、毎日の気持ちをちょっとあげておくことです。これが、感情のコントロールです。
コントロール可能なものと不可能なものを分けましょう
コントロール可能なもの
通常時の自分の気持ち
コントロール不可能なもの
夫の失言など他者の行動
生理や授乳中、産後などホルモンバランスが一因で、超絶イライラまで陥ってしまった自分の気持ち
不可能なものは、あきらめて、可能なものに注力しましょう。
普段の気持ちの時に、
お風呂にゆっくり入る。
同じ子育て中の親と、子育て中の悩みをお互いにおしゃべりしながら、おいしいランチをたべる。
子どもをあずけて子どもが産まれる前の日常(本屋の立ち読み、カフェでお茶、ウィンドウショッピングなど、あなたの好きだったこと)を体験して、30分でも気晴らしする。
そんな日常が大切です。普段の自分にやさしくしてください。
ママの気持ちを分かりたい夫。自分だけがイライラしているのではと不安な
妻。どちらにも読んでいただきたい本を書きました。
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第1話 子どもができて、夫にイライラする妻・別人になった妻にとまどう夫へ
パパ読んで!産後クライシスのマンガ連載しています
(c) ながさわゆみ・山本ユキコ http://kosodate-p.com/
目次 :子どもができて、夫にイライラする妻・別人になった妻にとまどう夫へ
第1話 子どもができて、夫にイライラする妻・別人になった妻にとまどう夫へ
2017年8月22日
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