母子同室のせい?日本の赤ちゃんの睡眠時間は世界一短い

睡眠

子育てはチームで行うもの  子育てフィロソフィ山本ユキコです。

今日は、拙書「赤ちゃんがぐっすり寝てくれる奇跡の7日間プログラム」から、日本人の赤ちゃんの睡眠時間について解説します。

アジア人の赤ちゃんは夜寝るのが苦手

ペンシルバニアこども病院・セントジョセフ大学所属の小児精神科の心理学者、ミンデル博士らの 0~3 歳を対象にした世界 17 か国での調査研究によると(Mindell, Sadeh, Wiegand, How, & Goh, 2010)、アジア系の赤ちゃんは、コーカサス(白人)系に比べて睡眠時間が短く、寝かしつけの時間も遅いことが、明らかになっています。

研究によって、アジア系の赤ちゃんは、夜の睡眠に関して、コーカサス系に比べて、3つの差がありました。

(1)寝かしつけの時間が遅い

(2)夜の睡眠時間は短い

(3)夜起きる回数も多い

この問題の原因に、ミンデル博士らは寝室の状況が関係していることを考え、分析を行っています。すると、アジア系の赤ちゃんは、「親子が同室で寝ている割合が多い」ことが明らかになりました。

コーカサス系は生後半年で8割は別室

0歳~3歳までのデータを取った各月齢全てで、アジア系では9割弱が同室。

しかし、コーカサス系では月齢0~2ヶ月で6割弱、6~8ヶ月で2割強、1歳を過ぎると1割程度しか同室にしていなかったのです。

コーカサス系の家庭での同室の少なさに私は正直、驚いてしまいました。

 

日本の赤ちゃんの睡眠時間は世界ワースト1位

実は、調査に参加した17か国中、1番睡眠時間が短いのが、なんと日本でした。

13時間強眠っているニュージーランド、オーストラリア、イギリスに比べ、日本は11時間半ほどしか寝ていません。

日本人の親は「睡眠に問題がある」と思っていない

さらに驚くことに、赤ちゃんが1番寝ているニュージーランドでは、31.7%の親が、赤ちゃんの睡眠に問題があると思っています。しかし日本では、19.6%親しか、問題と感じていなかったのです。

日本の親は、赤ちゃんが寝ないことは当たり前と考えて、問題だと思えなくなってしまっているのかもしれませんね。

 

日本文化にあう寝かしつけのコツを

でも、赤ちゃんが夜寝ないことは、世界的には当たり前ではないのです。ヨーロッパの寝かしつけ法を取り入れることができたら、睡眠の改善はできるかもしれません。

では、ミンデル博士らの考察のように、日本でも別室に寝かせるべきなのでしょうか?

しかし、アジアでは子どもと一緒の部屋で寝ることを良しとしています。私も、子どもは同室で寝ていますし、この文化は、大事にしてもいいものだと私は思います。

日本文化に合う、取り入れやすい形にして、ヨーロッパ系の上手な寝かしつけを取り入れることが理想です。

※具体的な寝かしつけのコツについてはこちらの記事をご覧ください

赤ちゃんを寝かしつける方法は?7つの基本、奇跡のコツ

 

【引用】

赤ちゃんがぐっすり寝てくれる奇跡の7日間プログラム

Mindell, J. A., Sadeh, A., Wiegand, B., How, T. H., & Goh, D. Y. T. (2010). Cross-cultural differences in infant and toddler sleep. Sleep Medicine, 11, 274–280.

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